安全な国、日本
女性が一人でも旅行できるほどの治安の良さは、日本が世界に誇れるところだったのですが、どうも最近は犯罪が増えていて、未解決の事件も増えています。
今朝の「おはよう日本」(NHKの朝のニュース、筆者の従兄の長男がディレクターをやっております)では、ひったくり犯から自分と持ち物を守る方法について、犯罪アナリストの人が大事なポイントを紹介してくれていました。
これまで治安の良いのが当たり前で暮らしてきましたから、犯罪が増えたといって急に心構えを変えるのも簡単ではありません。
1986年、今から23年も昔に、筆者は西ドイツでドイツ人の友人、ミシャイル(ミヒャイルという発音もあります。)のお宅にお世話になったことがあります。彼と奥さんのベアトリックスと三人で、あちこちに遊びに連れて行ってもらいましたが、あるカフェで、私が勘定を払おうと財布を持ってレジに行ったら、ミシャイルが「だめだ」というんです。「勘定は自分が払う。」ということではなくて、財布を持って人に見せるのがだめだということでした。
「財布は人に見せてはいけないよ。お金を払うときのために、あらかじめ必要なお金だけをポケットに入れて、それで払うんだ。」
彼はそう忠告してくれたわけですが、財布を見せるとか、見られるとか、そういうことを常に気にしているヨーロッパの人たちは大変だなあと思ったものです。
それ以来私もけっこう用心深くなりましたが、最近の日本では本当にそうした注意が必要になってきたのかもしれません。
昨日は静岡市内のある駐車場で、全然用心深くない女性を見かけました。かなりの高級車でしたが、車を駐車して駐車場から立ち去る女性が、車のキーを、なんと、肩にかけたバッグの外側の小さなポケットに引っかけて、キーがすぐ見えるようにぶらぶらさせて歩いて行ってしまったのです。ちょっと目を疑うようなことでしたが、もしそこでお節介に注意などすれば、その女性からどう思われるかわかりませんから黙って見ておりました。
キーがどこに行ったかわからなくなるのを防ぐためもあるんだろうと思います。ああしておけば、しまった場所がわからなくなることはありませんから、彼女にとってはそれが一番の方法なんでしょうね。
日本と日本人は、まだまだこんな様子です。財布を人に見られるのは普通のことですし、キャッシュカードでおよそいくらぐらい引き出したかも、近くにいた人にはすぐわかってしまいそうです。力のないご高齢の女性などがひったくり犯の被害に遭うわけですが、悪党どもは弱い者に目を付けて狙うという卑劣なことを平気でしますから、常に用心を重ねて、「狙われない人になる」ということが大事なのだと思います。
治安の悪くなってしまった日本。これからまだ悪くなるかもしれない日本を嘆きたいのは誰でも同じですから、また昔のような治安を取り戻したいとも思います。
じゃあどうやって戻すかということになると、まず悪くなった原因を知らなければなりませんが、その原因については、不確かな憶測や偏見が混じってはいけないでしょうね。
とても有力な説があるんですが、ここで書くことは控えておきます。セミナーなどで皆さんとお会いできることがあって、もし時間が十分余ったら、お話しする機会もあるかもしれません。
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